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Last updated 2019-01-27

おいてきぼり

随分と昔の写真です。フィルム時代の写真をスキャナでコピーしたせいもあってホコリも写って見難くて、ごめんなさい。
写真のサメはホワイトチップ ひかくてき、おとなしいサメである。なにもしなければ・・・ネ!

この年、おいらは ナ~ンも考えず、いきなり沖縄へ・・・そう、プーちゃんになって、島めぐりの旅での出来事。
ダイビングの師と、あおぐ お頭の下へ行ったとき、これまた二人のプーちゃんを紹介され、一緒に潜ることに、とりあえず三匹の名を
ブーちゃん、フーちゃん、ウーちゃん、とでも付けときましょ。

三匹のプーちゃんが、毎日一緒に潜り続けてるとき、

ウー:毎日、同じようなポイントも飽きてきたよね!
フー:そうだね、疲れてきたし
ブー:では、少し緊張感をもってサメ穴にでも、行かない?
フー、ウー:ウン!行こう!

と、言うわけで三匹はこの日、サメ穴へエントリー
サメが必ず固まって眠ってる場所までは人一人が通れる程のトンネルをほふく前進のような感じで進んでいく、もうすぐ出口というときに
ハプニングが起きた、1m程のホワイトチップが一匹ふらふらと、こちらにやって来た、トンネル出口で、はちあわせである。

いやだなぁ、と思い後ろを見て目が点になった・・・・\(◎o◎)/!
今の今まで付いてきてたはずの二匹が、イ・ナ・イ・・・・・逃げた・・・ナ・・・おいてきぼりかい・・・(-_-;)

ともあれ、とりあえずシャッターを切って、そそくさと、その場を離れ、ボートへ戻れば、二匹が言う

フー、ウー:長い時間なにしてたの・・・・・
ブー:あんたらネ~!いつの間に?
フー、ウー:サメが入ってきてすぐ、だって、怖かったモン
そんな、やりとりを聞いて親方が一言 ”ホワイトチップぐらいで何、 怖がってんの、はい次行くよ~”だって・・・・・・・
その後も三匹は、慶良間の海を一緒に満喫したそうナ・・・・・

あれから十数年、機会があれば又一緒に潜りたい仲間である。
でも、今見ても、少し複雑な心境になる1枚である。


1993/07 沖縄/慶良間

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