写真は、イチモンジハゼ、とりわけ珍しいハゼではなく普通種である。
でも、なかなか寄らせてもらえない、警戒心のつよいハゼである。現にここ数回は、人を見るなり警戒して岩肌や壁面にへばり付いて
こちらの様子を伺ってホバリング中のカットを撮らせてもらえなかった。
でもこの日は、警戒心が緩んでいたのかホバリングをやめない、チャンスである。
ゆっくりとアプローチ開始、脅かさないように、静かにそっと、レンズの最短撮影距離まで寄る。
後は、絞りを開放にし、光をどう回すか、そしてバックを明るくシンプルにしたかった。それには、シャッタースピードも大切・・・・
” なにもしないから、大丈夫だよ ”などと、体調3cmほどの、ハゼにささやきながらのカット。